幻の「中川寺成身院」の謎に迫る 戒律復興の拠点 18日に講演会
平安時代後期に戒律復興に努めた僧、実範が現在の京都府木津川市に近い奈良市中ノ川町の山中に開いたと伝わる「中川寺成身院」に関する講演会が18日、同市手貝町会議所で開かれる。戒律復興の拠点だったとされるが、廃寺となった幻の寺の仏教空間について研究者が語る。
実範は興福寺や醍醐寺、比叡山横川に学ぶなど諸宗に通じ、天永3(1112)年ごろ、中ノ川に法相、天台、真言の道場として中川寺成身院を開いたという。仏堂は大日如来を本尊とし、両界曼荼羅図をかけたとされるが焼失、明治時代に廃寺となったとされる。
現在、付近の山林は実範をしのぶ「御廟塔」(五輪塔)がたつ程度で、伽藍があった様子はうかがえないが、戒律復興を導き、仏教界に影響を与えた重要な寺院という。こうした幻の寺について知るため住民らが「学ぶ会」をつくり、講演会を開くことにした。
当日は午後1時半から、冨島義幸・京都大学大学院准教授が「中川寺成身院の仏教空間とその意義」をテーマに話す。無料。定員80人。問い合わせは般若寺(☎0742・22・6287)。
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