「他人ごとじゃない」、交通事故で長男失った母の思い語る 郡山中で講演
犯罪被害者らが講師となり、命の大切さなどを訴える「命の大切さを学ぶ教室」が大和郡山市の市立郡山中学校で行われ、交通事故被害者遺族の児島早苗さん(66)が「生命を越すものはない」をテーマに講演。全校生徒約800人が真剣な表情で聞き入った。
平成12年5月、奈良高専4年生だった早苗さんの長男、健仁さん=当時(18)=はバイクで登校中に運送会社のトラックと衝突し、2週間後に死亡。早苗さんは警察に事故に関する説明を求めたが、捜査中という理由で回答は得られず、同級生らと独自の現場検証を行って徹底捜査を求める署名活動などを実施。トラックの運転手は健仁さんに過失があると主張していたが、最高裁では運転手の有罪が確定した。
16年、早苗さんは、交通事故防止や被害者支援に取り組むNPO法人「KENTO」を設立。自らの経験をもとにした交通事故対応マニュアルの冊子を作成し、無料で提供している。
早苗さんは講演で、「愛する人が交通事故に遭遇してしまったらと想像してみてください。決して他人ごとではありません」と強調。「小さな小さな交通ルールも守るなど、自分のできることから行動に移してほしい」と訴えた。
郡山中3年で生徒会長の前川直紀さん(14)は「命がどれほど大切かということを強く感じた」と話していた。
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