イラスト御朱印も ぼさつの寺めぐりで般若寺、福智院、不空院、白毫寺
鎌倉時代の高僧で真言律宗を中興した叡尊(えいそん)上人(1201~90)ゆかりの古刹である奈良市の般若寺、福智院、不空院、白毫寺の4寺が9月から、新たに「南都真言律宗ぼさつの寺めぐり」と題した参拝ルートを提案。各寺ごとのイラスト入りの御朱印紙を授与している。

白毫寺「閻魔王」

般若寺「木造文殊菩薩騎獅像」

不空院「弁財天女」

福智院「勝軍地蔵」
現在の大和郡山市白土町で生まれたとされる叡尊上人は、西大寺のほか海龍王寺、法華寺、般若寺などを再興。戒律の復興や道路整備などにも尽力したほか、ハンセン病患者のための病院を建設し、救済活動にも取り組んだとされる。
叡尊上人の教えに触れてもらおうと、市内の名所も紹介した般若寺から白毫寺まで(約4・8キロ)の地図も作成。裏面には各寺院の紹介を日本語と英語で掲載した。
御朱印紙のイラストを手がけたのは、奈良市の漫画家、西村友宏さん。般若寺には本尊の「木造文殊菩薩騎獅(もくぞうもんじゅぼさつきし)像」(重文)の足下の獅子を、福智院は「勝軍地蔵(しょうぐんじぞう)」、不空院は「弁財天女」、白毫寺は「閻魔(えんま)王」が描かれている。
イラスト入りの御朱印紙は、各寺で志納料500円を納めると授与される。今後、市内の同宗派の寺の参拝ルートを追加する予定という。
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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)