巫女が神楽舞の〝猛特訓〟 桜井の大神神社
2016年07月22日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
桜井市の大神神社で21日、26人の巫女全員が参加する神楽舞の講習会が開かれた。神楽舞は神社の祭典や結婚式に欠かせない舞で、巫女たちは、講師の指導を受け熱心に練習していた。
大神神社には榊を持って舞う「磯城の舞」や、神楽鈴と扇を持つ「浦安の舞」など5つの舞がある。
講習会は18日から始まり、3月に入社した新人巫女7人も参加。講師は神社音楽協会(東京)の先﨑徑子会長で、舞の基本姿勢や動作、神楽鈴の動かし方、神前での心構えなどを丁寧に指導。巫女たちは5つの舞を繰り返し練習した。
講習会最終日の22日には拝殿で講習修了を報告する奉告祭が行われ、新人巫女が神楽舞を奉納する。
新人巫女の坂口知歩さん(18)は「巫女にあこがれて入社しました。舞には神様とつながるという奥深さがあると思いますが、難しくて、自分の思いと体の動きが一致しません。早く祭典で舞うことができるよう、一生懸命頑張りたい」と話していた。
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