三輪山まほろば短歌賞、献詠祭 大神神社に2370首奉納
日本最古の神社のひとつ、三輪山の大神神社(桜井市)で文化の日の3日、「第12回三輪山まほろば短歌賞」(大神神社献詠会主催、産経新聞社共催)の表彰式が行われ、全国から寄せられた2370首の応募作が神前に奉納された。
一般の部の最優秀賞に当たる額田王賞には、東京都文京区、若狭純子さん(47)の「窓という窓開け放つ夏の朝かすかな迷いはもう消えてゆく」、高校生以下の部の最優秀賞には、岐阜県立飛騨神岡高校3年、波岡梨乃さん(18)の「シャンプーの香りほんわりする母に私の噓は見抜かれている」が選ばれた。
そのほかの主な入賞者は次の通り。(敬称略)
【一般の部】大神神社宮司賞=山川方子(奈良)▽大神神社献詠会・山の辺賞=木立徹(青森)▽同・万葉相聞賞=遠藤玲奈(東京)▽奈良県知事賞=田坂美栄子(奈良)▽桜井市長賞=足立旦美(島根)▽美和の桜賞=増田晶(奈良)▽大和青垣賞=大滝清葉(神奈川)▽「与謝野晶子短歌文学賞」姉妹賞=椋本明美(三重)
【高校生以下の部】大神神社宮司賞=武田隆雅(奈良市立青和小)▽大神神社献詠会・山の辺賞=片山智琉(奈良県王寺町立王寺中)▽同・万葉相聞賞=森夢加(飛騨神岡高)▽奈良県知事賞=青木円香(栃木・作新学院小学部)▽桜井市長賞=桑原涼葉(王寺中)▽美和の桜賞=木下翔太(青和小)▽大和青垣賞=下崎祐輔(王寺中)
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