【リオ五輪】女子マラソン・伊藤選手に大声援 奈良市役所でパブリックビューイング
リオデジャネイロ五輪の女子マラソンに出場した伊藤舞選手(32)の出身地、奈良市では14日夜、市役所内に設けられたパブリックビューイング(PV)に約150人が集まり、レースを観戦。懸命に走り抜いた姿に「よく頑張った」と拍手が送られた。
京都の高校に進むまでは地元の小中学校に通っていた伊藤選手。家族ぐるみのつきあいがあったという奈良市の前田純一さん(64)は「伊藤選手は北京での世界陸上の時も、第2集団から追い上げた」と懸命に声援を送った。
だが、伊藤選手は中盤以降に先頭集団から大きく引き離され、順位を上げられないまま46位でゴール。参加者らは「よく頑張った」「お疲れさま」とバルーンをたたき、伊藤選手をねぎらった。
伊藤選手が市立平城東中学時代に在籍したバレー部で顧問として指導した後呂均さん(64)は、「本人は満足していないだろうが、よく頑張った。今はゆっくり休んでほしい。伊藤を誇りに思います」と話した。
大学時代の伊藤選手と親交があったという奈良育英高校陸上競技部監督の稲原敏弘さん(56)は「結果は残念だが、最後までよく頑張ってくれた。まだマラソンを始めて4年なので、東京五輪を目指して頑張ってほしい」と話していた。
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