大和郡山に中間駅誘致へ 「奈良県にリニアを!」の会が知事に提言書
県南部の35市町村でつくる「『奈良県にリニアを!』の会」(会長・森下豊橿原市長)は、リニア中央新幹線の早期開業や大和郡山市内への中間駅誘致を求める提言書を、荒井正吾知事に提出した。
同会は先月28日、県内29市町村の首長らが出席し、第3回大会を開催。「中間駅は県内の各地と交通結節性が高い大和郡山市に設置すべき」「東京・大阪間の一日も早い全線開業を目指す」「車両基地を県内に設置する」などとした提言書をまとめていた。
今月23日、同会副会長の東川裕御所市長と、監事の今中富夫上牧町長、上田清大和郡山市長が県庁を訪問。東川市長が提言書を手渡すと、荒井知事は「承りました。環境影響評価の日程が詰まってくれば中間駅やルートの姿が見えてくる。誘致に向け熱意を持った運動を続けることが重要だ」と話した。
県内では中間駅誘致に向け、奈良市と生駒市も独自に誘致活動を進めている。
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