【生け花】秋の実り(大和未生流) 豊かさ象徴する〝宝石〟輝く
2016年09月3日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
須山玄甫(大和未生流)
【花材】柘榴(ざくろ)
【作意】初夏に目にしみいるような橙赤色の鮮やかな花を咲かせた後、かわいい実をつける。夏から秋にはその実が成長し、ほんの少し黄色を含んだ宝石のような赤い実が日に日に輝きを光りはじめる。
まさに明るい豊かな秋を象徴するように誇らしげに重く大きく垂れ下がる。それは細い枝が悲鳴をあげそうな程、それでいて枝はうれしそうである。
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