【生け花】夏祭り(西大寺松月堂古流) あでやかな中に凛としたたたずまい
2016年07月9日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
大原蘭香園(西大寺松月堂古流)
【花材】檜扇
【花器】末広
【作意】檜扇は厚みのある剣状の葉が何枚も重なり、扇状に広がっています。その形が宮廷人の持つ檜扇に似ていることが名前の由来とされています。
祇園祭や天神祭の際、床の間や家々を飾る花として愛好されており、京都の町屋では玄関の屏風の前に檜扇を生けて、道行く人々を和ませます。
あでやかな中に凜としたたたずまいを見せる花を、夏祭りに思いを馳せながら生けました。
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