【あっ、これ食べたい!】おまかせ膳はボリュームたっぷり 「蕎麦きり 彦衛門」
奈良市あやめ池南の「蕎麦きり 彦衛門」。限定15食で平日のみ提供される「お昼のおまかせ膳」は、蕎麦が「絹びき」「あらびき」のどちらかを選べ、小鉢や飯物、デザートが付いている。こだわりたっぷり、ボリュームも満点で人気があり、売り切れることも多い。
取材日の小鉢は「柿の白和え」「だし巻き卵、カレイの南蛮漬け、子持ちこんにゃく」などの焚き物、飯物は「イカと山菜、きのこの炊きこみ御飯」。蕎麦は絹びきを選択した。
「絹びきはツルッとして喉ごしも良く、あらびきは太めで野性的な味です」と店主の池田勝彦さん(59)。
「できたての蕎麦をすぐに食べてもらいたい」(池田さん)と、まるでコースのように、小鉢を食べ終わるころ合いで蕎麦が提供される。
蕎麦の産地や品種は時季により異なり、石臼で自家製粉する際も蕎麦によって挽く速さや、ふるう粗さも変えるという。取材日は、絹びきが「北海道石狩沼田の丸挽き(新蕎麦)」、あらびきが「福井県大野の玄蕎麦」だった。
食後の蕎麦湯もひと手間かけられていて、お薦めです。 (朋)
【住所】奈良市あやめ池南6―5―38
【連絡先】☎0742・53・3697
【営業時間】午前11時半~午後2時、午後5時半~午後8時(売切れ次第閉店)
【ホームページ】http://www.hikoemon.com/
【定休日】火曜日と水曜日
【メニュー】平日・限定15食のお昼のおまかせ膳(1600円)、自家石挽絹びきせいろ(850円)、玄そば石挽あらびきせいろ(850円)、貝柱とあわび茸のせいろ(1450円)、天然えび天せいろ(1900円)、京の生ゆばのおそば(1200円)、自家精米変わりご飯(300円~)など
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