中秋の夜に華やか采女祭 猿沢池にぎわう
2015年09月28日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
「中秋の名月」の27日、奈良市の猿沢池周辺で、奈良時代に帝の寵愛が衰えたのを嘆いて池に身投げしたと伝わる采女(女官)の霊を慰める伝統行事「采女祭(うねめまつり)」が行われた。
月明かりの下で雅楽が演奏される中、采女の故郷とされる福島県郡山市の「ミスうねめ」らを乗せた2隻の管絃船が、流し灯籠が浮かぶ猿沢池を優雅にめぐり、十二単(ひとえ)姿の「花扇使」が秋の七草で飾られた花扇を池に投じた。
家族で訪れた奈良県天理市の松村優花ちゃん(4)は「演奏と一緒に船がゆっくり動いていたのがきれいだった」と話した。
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