「聖武天皇ブドウ酒飲んだかも」、ワインも奈良発祥か 橿考研所長が講演
2015年10月8日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良の日本酒を楽しむ毎年恒例の「豊祝会」(奈良豊澤酒造主催)が奈良市の奈良春日野国際フォーラムで開かれ、約700人が参加した。
奈良豊澤酒造の大吟醸「豊祝」が全国新酒鑑評会で金賞を受賞したのを機に平成4年から開かれ、今年で24回目。10月2日に行われた会では冒頭、会長を務める西口廣宗・南都銀行相談役が「全国新酒鑑評会で回も金賞を受賞したのは『豊祝』のみで、日本一の酒と言っても過言ではない」とあいさつ。
橿原考古学研究所の菅谷文則所長が「飛鳥・奈良時代の朝廷と酒文化」と題して講演し、「桜井市の上之宮遺跡では、大量にブドウの種が発見されている。奈良時代に聖武天皇がブドウ酒を飲んだ可能性もあり、奈良は日本酒だけでなくワイン発祥の地でもあるのでは」などと述べた。
【関連記事】
すっきり、しっかり 「奈良のひや酒」19日発売 共通ブランド第5弾
ササユリの酵母から新酒「山乃かみ」キレよく油分の多い料理にピッタリ
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)