【春高バレー】男子 添上、天理などが8強進出
「春高バレー」として開催される「第68回全日本バレーボール高校選手権」県大会(県バレーボール協会、産経新聞社など主催)が7日、橿原市の県立橿原公苑第1、2体育館で開幕した。初日は男子1、2回戦が行われ、28校が熱戦を繰り広げた。8つのシード校の添上、天理、平城、奈良、桜井、郡山、一条、法隆寺国際が準々決勝に駒を進めた。
8日は葛城市の當麻スポーツセンターと大和高田市の県立高田商業高校体育館で女子1~3回戦が予定されている。
大会5連覇を目指す第1シードの添上は、2回戦で奈良大付と対戦した。第1セットで開始から8連続で得点し、相手を圧倒。3年の前田進之介選手と長田智己選手が次々と相手のブロックを抜く鋭いスパイクを決めるなど、最後まで危なげない試合運びを見せた。
奈良大付は3年、前田航太郎選手の高い打点からのスパイクなどで反撃するも、追いつけなかった。
添上の北川賢監督は「最初から油断せずにいいスタートが切れたと思う。ミスもあったが、選手はのびのびとプレーしていた」と話した。
勝ち進めば4年連続の決勝進出となる第2シードの天理は、2回戦で東大寺学園と対戦。安定した守備と連係した攻撃を見せ、相手を寄せ付けずに勝利を手にした。普段はライトで出場する3年の大辻悠汰主将はリベロとしてチームを支え続けた。
東大寺学園は、初戦の二階堂戦をストレートで勝ち抜いた勢いを生かすことができなかった。
天理の大辻主将は「初戦でみんな緊張していたが、勝ててよかった。ここからが本当の勝負なので気を引き締めたい」と話した。
結果は次の通り。
【1回戦】
奈良大付2-0畝傍▽奈良北2-0西大和学園▽奈良情報商2-0大和広陵▽桜井2-0奈良学園登美ケ丘▽東大寺学園2-0二階堂▽西の京2-0奈良学園▽王寺工2-1橿原▽法隆寺国際2-0奈良朱雀▽郡山2-0奈良育英▽一条2-0関西中央▽高田2-1西和清陵▽生駒2-0登美ケ丘
【2回戦】
添上2-0奈良大付▽奈良2-1奈良北▽桜井2-0奈良情報商▽天理2-0東大寺学園▽平城2-0西の京▽法隆寺国際2-0王寺工▽郡山2-0高田▽一条2-0生駒
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