認知症の理解深めて 28日に奈良でフォーラム 介護家族の座談会も
認知症への理解を深めてもらおうと、「認知症フォーラム2015奈良 認知症知ろう・語ろう・支え合おう!」が28日午後1時から、奈良市学園南の学園前ホールで開かれる。
県と公益社団法人「認知症の人と家族の会」県支部が、「世界アルツハイマーデー」(9月21日)を記念して主催。大阪市立弘済院付属病院認知症疾患医療センター長の中西亜紀さんが「認知症タイプによる理解と対応―前頭側頭型認知症(FTD)を中心にして」と題して基調講演するほか、中西さんや認知症患者を介護する家族、支援者による座談会が行われる。
FTDは、同じ時間帯に同じ言動を繰り返したり、感情の抑制が効きにくく、万引など〝反社会的な行動〟をとる傾向が強い場合があるが、正確に診断されないケースもあるという。担当者は「専門医療機関での受診や相談をしてほしい」としている。
参加無料、定員300人(先着順)。問い合わせ、申し込みは「認知症の人と家族の会奈良県支部」(☎0742・41・1026、FAX兼)に電話かFAXで。
認知症の人と家族の会のホームページはhttp://www.alzheimer.or.jp/
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