もっと知りたい奈良の食べ物 「柿博士」が特別講座で秘密語る
奈良市の奈良佐保短期大学で、地域の人を対象とした特別講座「私たちの奈良をもっと知りたい…奈良の食べ物」が開かれ、全国2位の収穫量を誇る柿を取り上げた「柿よもやま話」に参加者約60人が聞き入った。
「柿博士」とも呼ばれている県農業研究開発センター総括研究員の浜崎貞弘さん(51)が講師を務め、柿の伝統文化や、健康食品としての効能などを解説。浜崎さんは「柿は元来、渋みがあるものだが、江戸時代の書物に見られる奈良原産の御所柿は世界初の完全甘柿。当時、日本で1番おいしい柿として有名だった」などと紹介した。
講演後は、学内の「レストラン鹿野園」で、生活未来科食物栄養コース2回生の学生らが考案した県産富有柿のジャムを使用した「照柿チーズケーキ」を試食。大和郡山市の主婦、福田京子さん(43)は「柿の甘みと渋みが種と関係あることに驚きました。ケーキも柿の甘みとチーズケーキの相性がよく、おいしかったです」と話していた。
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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)