多言語対応で外国人観光客におもてなし 奈良市観光案内所改装オープン
JR奈良駅前にある旧駅舎を利用した奈良市総合観光案内所が、外国人観光客へのサービスを強化しリニューアルオープンした。日本政府観光局が認定する外国人観光案内所の最高ランク「カテゴリー3」取得を目指し、多言語対応のほか、8通貨を扱う外貨両替機、イスラム圏の観光客用の祈禱室も整備した。
案内所には英語、中国語、韓国語の3カ国語に対応するスタッフが常駐し、多言語での案内を表示。案内カウンターは中央に設置し、観光情報検索コーナーにタブレット端末6台を配置したほか、「おすすめスポット」を紹介するコミュニケーションボードも置かれた。車いすの利用者のためのローカウンターもある。
日本や奈良の歴史、文化に関する書籍約200冊を自由に読むことができる「ならイブラリー」を新設した。同案内所には昨年1年間で日本人約14万人、外国人約3万5千人が訪れており、仲川げん市長は「機能が強化され、多言語や多宗教に対応する観光都市の玄関口にふさわしい案内所になった」と話した。
年中無休、開館は午前9時~午後9時(外貨両替機の稼働は午後7時までで、31日~来年1月2日は休止)。問い合わせは同案内所(☎0742・27・2223)。
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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)