子供たちが火の始末注意呼びかけ 橿原で「歳末火の用心行列」
2015年12月28日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
年末年始の火の始末に気をつけてもらおうと橿原市小綱町で27日、法被姿の子供ら約70人が町内を歩き、火災への注意を呼びかける「こども歳末火の用心行列」が行われた。同町防災会が主催した。
この日は、入鹿神社で地元消防団がポンプ車の機能や構造について説明した後、見回りに出発。ボランティアの中高生が先頭となってのぼりを持ち、小学1~6年の児童らが拍子木に合わせて力強く「火の用心」と声を挙げ、同町内約4㌔を歩いて回った。
同町の小学4年、粕田篤矢くん(10)は「普段はあまり意識しないけど、火には注意しないといけないと思った」と話した。
同町自治会では毎年年末に住人による火の用心を呼び掛ける夜回り活動をしていたが、高齢化により困難に。そこで、今年から子供たちによる啓発活動を行うことにした。辻本忠彦自治会長(71)は「子供のころから防火意識を持つことで、安全な町づくりにつなげていきたい」と話した。
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