猿の親子が華やかに境内彩る 往馬大社で安部さんの「干支」展
2015年12月30日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
平成28年の干支、申の絵を集めた作品展が、1月1日から、生駒市壱分町の往馬大社で開かれる。干支の作品をライフワークとしている同市在住の画家、安部敬二郎さん(64)が日本各地の猿や土鈴、人形などを題材にした多彩な作品が、新春らしく華やかに境内を彩る。
安部さんは30年近く前から毎年各地で干支展を開いている。今回は「親子の愛」を主なテーマに、油彩や水彩、アクリル画で、ふすま2枚分の大作から小作品まで約30点を展示。京都・嵐山で出会った生後20日前後の子猿と母猿、自宅近くに現れた野猿、大阪・住吉大社ゆかりの「喜々猿」などを、情感あふれるタッチで描いた。
安部さんは「親が子を思う愛は、大人になっても伝わる。作品を通じて変わらぬ親子愛を感じてもらえれば」と話している。
2月29日まで。入場無料。
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