新年控え、1年のほこり払う 法隆寺でお身拭い
2015年12月8日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
世界遺産の法隆寺(奈良県斑鳩町)で8日、新年を前に仏像に積もった1年間のほこりを払う「お身拭(ぬぐ)い」が行われ、金堂本尊の釈迦三尊像(国宝、飛鳥時代)などが清められた。
世界遺産に登録された翌年の平成6年から行われている師走の恒例行事。金堂や大講堂、夢殿で行われている。
午前10時、大野玄妙管長ら僧侶9人が出仕。釈迦三尊像のほか薬師如来坐像や四天王立像(いずれも国宝、飛鳥時代)などが安置されている金堂で法要を営み、作業を開始した。
マスクを付けた僧侶らは、はたきやはけで仏像のほこりを丁寧に取り除き、新年を迎える準備を整えた。
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