生け花・大和未生流の新年会 新師範7人が初生け
2016年01月11日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良の華道の一派、「大和未生流」が10日、奈良市の奈良ホテルで新年会を開き、同流派の会員ら約120人が出席。新師範7人による恒例の「初生け」が披露された。
大和未生流は大正初期に奈良市で発祥。創流100年を超え、昨年の高野山開創1200年記念大法会では、3代目家元の須山法香斎さんが献花を行った。
新年会では、同流派の試験に昨年合格し師範となった女性7人が、壇上で初生けを披露。花材のずわい、千両を吟味しながら、丁寧に生けていった。
帝塚山中学校の華道部時代から生け花をたしなむ行員の小松美香さん(32)は今でも月1回、東京から奈良市の家元まで新幹線で通っているといい、「師範として覚悟し、今以上に鍛錬しないといけないという思いが強くなりました」と笑顔で話した。
須山さんは「草木を自然の姿のままに生かす流派の精神を崩さず、さらなる魅力発信に向けて新しい時代へと展開していきたい」とあいさつした。
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