日本書紀ゆかりの地を巡ろう 名所図会ガイド持って古代にトリップ
県内で「日本書紀」にゆかりの地を訪れてもらおうと、県がガイドブック「なら記紀・万葉名所図会―日本書紀ことはじめ編―」を発行した。「日本書紀」にまず興味を持ってもらい、奈良の奥深さを感じてもらうのが狙いで、担当者は「身近なところにある『日本書紀』の世界を知るきっかけとして、冊子を活用してほしい」としている。
県は平成24年から記紀(古事記と日本書紀)ゆかりの地を紹介する観光ガイドブック「なら記紀・万葉名所図会」を発行。今回は32年に「日本書紀」完成から1300年を迎えることから魅力をもっと発信しようと企画された。
冊子では主に奈良が舞台となっているエピソードを取り上げ、ストーリー形式で紹介。写真やイラストを織り交ぜた分かりやすい構成で、巻末にはゆかりの地をめぐることができるよう「名所めぐりマップ」もつけた。
A4判で全32ページ。5万部を発行し、県庁や各市町村、県ビジターズビューローなどで配布しているほか、県の「なら記紀・万葉ホームページ」でも公開。希望者には郵送も受け付ける。問い合わせは県記紀・万葉プロジェクト推進係(☎0742・27・8975)。
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