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貴重な「本朱」塗りで本殿の仕上げ着々 春日さんの式年造替


 春日大社(奈良市)の20年に1度の大修理「式年造替(しきねんぞうたい)」で、国宝・本殿の柱などを彩る本朱(水銀朱)の塗り替え作業が進められている。春日の本殿は貴重な本朱が100%使われている珍しい例という。塗装後は金具の取り付けなどが行われ、3月末頃に色鮮やかな姿が蘇る予定だ。

春日大社本殿で進められている朱の塗り替え作業

春日大社本殿で進められている朱の塗り替え作業

 春日大社の本殿は4棟が東西1列に並び、現在の建物は幕末のものだが、平安時代末の優美な姿を伝える。今回の修理では、檜皮屋根の葺き替えがすでに終わり、現在は朱の塗り替えが行われている。

 本殿の柱や扉などに塗られているのは赤色顔料で貴重とされる本朱。中門などで本朱が塗られているのは3割程度でほかは鉛丹だが、本殿では100%本朱が使われている。作業はまず古い朱を落とし、膠を使って下塗り、さらに上塗りをはけで進めている。作業に取り組む「小西美術工藝社」(東京都)の横田敏行副社長は「平均に塗っていくのが難しく、小さな部材の部分は手間がかかる」と話す。

 古来の社殿や調度を守る式年造替では職人や材料の確保も課題だ。本朱は水銀の規制などから製造所は限られて確保が難しいといい、横田副社長は「次回以降はどうなるだろう。代用品はあるが、それを使って文化財といえるかどうか」と語る。

 こうした課題について県文化財保存事務所では「文化財修理には建物に携わる職人だけでなく、道具や材料を作る人たちも必要。さまざまな人の手があって守られていくことを認識することが大切」としている。

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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

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