大学生が考えた地域活性化策 県立大でシンポジウム
2016年03月13日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
地域と大学が手を組み、さまざまな課題解決に向けて考察するシンポジウムが12日、奈良市の県立大学で開かれ、地域に入り込んで活性化などに取り組んだ同大の学生グループが4つの研究成果を報告した。
県立大では平成25年度から、文科省の「地(知)の拠点整備事業」の一環として、地域と大学の連携による教育研究を推進。地域再生に貢献できる人材の育成に取り組んでいる。
「コミュニティデザイン」分野の学生4人は、昨年7月から、桜井市の本町通商店街にある空き店舗を活用し、多世代が交流できる「ほっとスペース」をつくった取り組みを報告。「子供や親が集える場」を目指し、ハロウィン企画など計7イベントを実施して、商店街ににぎわいをもたらしたという。
3年の木村沙綾さん(21)は「地域の人々の協力がとても大きかった」、3年の田中利樹さん(21)も「文献調査だけでなく、地域の人々と面と向かって話すことの大切さが分かった」と話していた。
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