奈良伊賀地域で産経新聞の購読試読・求人案内。

産経新聞 奈良県伊賀地区専売会産経新聞 奈良県伊賀地区専売会

産経新聞グループ各紙のご購読はこちら 0742-24-2214

専売会について専売会について各専売店の紹介各専売店の紹介地域貢献地域貢献求人内容求人内容購読・試読サービス購読・試読サービス

sanbai-02.jpg

馬の骨や歯大量出土 大和政権の牧場か 御所市の南郷大東遺跡周辺


 大和政権が馬を飼育した古代の牧場「牧(まき)」が、御所市の南郷大東(なんごうおおひがし)遺跡(5世紀)周辺に存在した可能性があることが、橿原考古学研究所の青柳泰介・調査第2係長(研究員)を中心とした研究グループの研究でわかり5日、発表した。

馬の上顎の骨

馬の上顎の骨

 牧は、大阪府四條畷市の蔀屋北遺跡(5世紀)周辺の生駒山西麓や、長野県内などにあったと考えられているが、県内ではこれまで確認されていない。

 南郷大東遺跡は葛城山の麓に位置し、5世紀の導水施設とともに、大量の馬の骨と歯が出土。研究グループがこれを詳しく調査したところ、少なくとも6頭の馬がいて、4歳以下の幼齢馬もいたことがわかった。

 研究グループは「(6頭以上の)さらに多くの馬がいた」とみており、「若い馬が多く、人が餌を与えて飼育していた可能性が高い」としている。また、「生後5年以内に、奈良盆地や河内平野以外の遠隔地から連れてこられた馬もいた」という。

 牧は日本書紀にも名前が登場。蔀屋北遺跡では馬の全身骨格や馬具などが見つかっており、周辺地域に大和政権が馬を飼育した牧があったと考えられている。

南郷大東遺跡で見つかった馬の骨や土器が並んでいる

南郷大東遺跡で見つかった馬の骨や土器が並んでいる

 青柳係長は「5世紀ごろから馬の飼育が本格化すると考えられる。南郷大東遺跡周辺にも牧があり、馬を飼う集団・馬飼部(うまかいべ)が馬を飼育していた可能性がある」としている。

 研究成果を紹介するパネルや出土品は17日まで、橿考研付属博物館ロビーで展示されている。

【関連記事】

日本遺産目指し、保存と観光両立へ 桜井市の纒向遺跡 管理計画策定

 古代に大移動があった? 邪馬台国時代の関東の謎に迫る本出版

【鹿角抄】初期ヤマト政権の大王墓を実感 渋谷向山古墳発掘見学会

「濠は当初の形ではない」 景行天皇陵調査で研究者分析

ヤマトタケルの父・景行天皇の陵墓発掘現場公開 宮内庁

(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

求人情報求人情報
購読・試読のお申込み購読・試読のお申込み
お問い合わせお問い合わせ

産経新聞各紙
産経新聞産経新聞
サンスポサンスポ
Business iBusiness i
夕刊フジ夕刊フジ

グループ各紙
月刊TVnavi月刊TVnavi
MOSTLYMOSTLY
正論正論
週刊ギャロップ週刊ギャロップ

読もうよ新聞読もうよ新聞

野球教室
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。