奈良で料理のプロを目指そう 桜井の「食と農の大学校」でオープンキャンパス
地域に根ざした農業や食の担い手を育成しようと今年4月に県が開校した「なら食と農の魅力創造国際大学校」のフードクリエイティブ学科のオープンキャンパスが14日、安倍校舎(桜井市)で開かれ、20~60代の11人が参加した。
11人は、校舎内見学やカリキュラムの説明を受けた後、希望者が調理科目を担当する教授らの指導を受けながらフランス料理の調理実習を体験。食材の特徴や調理のコツなどを教わりながら「牛フィレ肉のグリエ」と「ガトーショコラモワルー アイスクリーム添え」を完成させ、訪れた家族らとともに試食をして舌鼓を打っていた。
長崎県島原市の大学4年、横山清香さん(21)は「先生がすぐそばで教えてくれるので分かりやすくて楽しかった」と笑顔。指導した中川徳康教授(56)は「在学中に併設するレストランで働きながら学べる環境は他にはない」と話していた。オープンキャンパスは7月以降にも開催を予定している。
大学校のホームページはhttp://www3.pref.nara.jp/nafic/
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