曼荼羅、屏風・・・春日さんのお宝公開 万葉文化館で19日から
春日大社の宝物を集めた特別展「見る・知る-万葉と春日」が9月19日から、明日香村の万葉文化館で開かれる。屏風や曼荼羅(まんだら)など45点が展示される。12月13日まで。
展示品のうち、「競馬図屏風」(室町時代)は競馬が描かれた屏風で、疾走する馬と見物人が表現されている。簡素な構成だが緻密な描写で、競馬図屏風としては最古とされる。
「鹿島立神影図(かしまだちしんえいず)」(南北朝時代)は、春日大社の祭神が常陸国の鹿島神宮から鹿にのって大和にやってきたという説話を表現した絵画。
このほか、「春日宮曼荼羅」(南北朝時代)や「春日鹿曼荼羅図」(室町時代)、「春日祭絵巻」(江戸時代)なども並べられる。
9月20日と11月1日の午後1時半からは学芸員によるギャラリートーク、11月7日午後2時からは春日舞楽の公演がある。会期は前期と後期に分けられ、展示品に違いがある。
問い合わせは万葉文化館(電0744・54・1850)。
【関連記事】里中満智子さんの「天井の虹」連載完結記念し奈良・明日香村で作品展
【関連記事】万葉文化館が初のガイドブック刊行 奈良
【関連記事】“イケメン超肉食系”?雄略天皇で町おこし! 奈良・桜井市の郵便局がオリジナルポストカード
【関連記事】「犬養孝・万葉の旅取材ノート」5冊目刊行し完結
【関連記事】棚田を守るユニークかかし50体 明日香村の「案山子ロード」
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)