〝史上最強の夫婦〟 天武・持統天皇の足跡知って 県が映像制作
〝史上最強の夫婦〟とも言える天武、持統天皇の想いとは…。県は、飛鳥時代に国家の基礎をつくったこの2人について知ってもらおうと、アニメーションなどを交えた映像「天武天皇と持統天皇~国の礎を築いた二人の想い」を制作した。DVDの無料貸し出しも行っており、家庭での鑑賞やイベントなどでの活用を呼びかけている。
天武天皇(大海人皇子)は壬申の乱で天智天皇の子、大友皇子と戦って勝利し、即位。天皇中心の政治を整備し、律令制支配の基礎を築いた。持統は皇后として天武天皇を補佐。天武天皇の没後、政務をとり、草壁皇子の没後即位し、律令制の完成に尽くした。
県ではこうした2人について知ってもらおうと、アニメーション映像や実写風景を用いて映像を制作。映像は約14分間で、激動する国際情勢のなか、二人三脚で唐にも劣らない国家を築こうとした足跡を、その想いとともにたどっている。
県立美術館(奈良市)内などでも上映しているほか、ダイジェスト版(約2分間)を県文化資源活用課のホームページ「奈良歴史見聞録」(http://rekishikenbun.pref.nara.jp/)から閲覧できる。
DVDの貸し出し期間は最大4週間で、来庁または郵送で。問い合わせは県文化資源活用課(☎0742・27・8914)。
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