油断大敵!職場での熱中症 全国では死者も 奈良労働局が注意喚起
暑さが本格化する中、奈良労働局が職場での熱中症への注意を呼びかけている。仕事中に熱中症を発症し、4日以上休業した人は平成22年に全国で約600人に達して以降、400~500人台で推移。県内ではここ数年、2~4人となっている。職場の熱中症は急激に暑くなる7月に増える傾向にあり、特に建設現場など屋外での作業では十分な暑さ対策が必要だ。
同労働局によると、全国で仕事中に熱中症で死亡した人は27年は29人で、前年(12人)より増加した。県内では23年以降、死亡者はいないが、担当者は「県内は盆地の気候特有の高温多湿の日が多く、熱中症の発症リスクは高い」と指摘する。
厚生労働省が23~27年に仕事中に熱中症で死亡した110人の発症状況を分析したところ、発症した時期の約9割は7~8月。午後2~4時に多発していた。日中の作業を終えて帰宅後に体調が悪化したケースも多かった。
業種別では建設業が最も多く、次いで製造業、警備業の順だった。年齢は50代が最多で、次に40代、30代、60歳以上と続いた。同労働局は「熱中症の発症は高齢者に限らない。『若いから大丈夫』といった過信は禁物だ」と注意喚起している。
熱中症防ぐ7つの対策はこれだ!
職場での熱中症予防はどうすればよいのか―。厚生労働省では主に7つの対策を掲げ、各職場で実施するよう促している。
「外で作業する際は、涼しい日陰や冷房が効いている場所に休憩所を整備してほしい」。奈良労働局の担当者はこう指摘する。氷やおしぼり、飲み物など、体を冷やせるものを準備しておくとよいという。また、計画的に暑さに体を慣らすこともポイント。最初は短い作業時間で、1週間以上かけて時間を次第に長くするようにする。
水分や塩分を意識して摂取することも重要だ。平成27年に熱中症で死亡した人のうち、定期的に水分や塩分を摂取していなかった人は約60%にも上った。尿の回数が少なく、色が普段より濃い場合は、体内の水分が不足している可能性があるという。
このほか、睡眠不足や風邪、前日の飲酒など体調不良が熱中症につながることがある。糖尿病や高血圧、心疾患なども同様だ。担当者は「従業員は自身の健康管理に気をつけてほしい。事業所も従業員の健康チェックは大切。朝礼などの際に確認してほしい」としている。
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