【鹿角抄】ルール守ってこそのゲーム 「ポケモンGO」狂騒にのまれない
「あれ、いつの間に…」。バスに乗車中、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」の画面に見入っていたら、乗り過ごしそうになった。思った以上に集中していたことに驚いた。
22日に配信が始まり、瞬く間に列島各地でゲームにはまる若者らの姿が話題となっているポケモンGO。これまでスマホでゲームをしたこともなく、特に興味はなかったのだが「物は試し」とダウンロードしてみた。夢中になることはないだろう…。そう思っていたが、やはりゲームを始めると自然に意識が画面に集中してしまう。
ゲームは外に出るほどポケモンを捕まえることができるとあって、必然的に外に出ようという気分にもなってくる。これまでにない魅力とおもしろさがあることは間違いない。
しかし、「歩きスマホ」に直結するだけに、夢中になるあまり転倒や事故などのトラブルも続出している。「周囲をよく見て、安全に遊ぶ」という自己責任を徹底することが大事だと自戒を込めて思う。
悩ましいのがトラブルの未然防止だ。神社仏閣の多い奈良の場合、ゲームに夢中になるあまり、立ち入り禁止の場所に入る人が出てこないか、など懸念することが多い。島根県の出雲大社では境内での使用を禁止したが、どこまで踏み込むのか。それぞれ対応は分かれそうだ。
また、小中学生に対する「歩きスマホ」への注意喚起はこれまで以上に重要だろう。先日も中学生の集団が駅のホームでポケモンGOで遊んでいる光景を見たが、周りが全く見えていない様子だった。
しばらくは社会現象ともいえるこの状況が続きそうだ。画面をひとたび見ると集中してしまうので、まずは歩きながらのゲームはやめる、という基本的なことを守るだけでもトラブルはぐっと減ると思うのだが…。安全に楽しむのが一番だ。(有川真理)
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