富本憲吉は「東の横綱」 昭和12年の美術家番付 県立美術館企画展で披露
2016年09月9日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
県立美術館(奈良市)で開催中の企画展「富本憲吉 憧れのうぶすな」で、安堵町出身の近代陶芸の巨匠、富本憲吉(1886~1963年)が「東の横綱」に選ばれた昭和12年発行の「昭和美術五百家選大相撲番付」が追加展示されている。
富本は昭和30年に重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定され、36年に文化勲章を受章。番付では昭和12年当時、すでに人気が高かったことがうかがえるという。
番付(個人蔵)は、当時の美術日報社が美術各分野の人気投票結果を相撲の番付になぞらえて発表したもの。富本憲吉は工芸で「東の横綱」となっている。富本は当時51歳、東京に窯を構え、色絵の研究に取り組んでいたという。
県立美術館の中山悟参与は「昭和12年にもうこの人気とは、すごいと思った。長い間、陶芸界のトップだったことがわかる」と話している。
同展では色絵金銀彩磁器に結実した多彩な富本の世界を紹介している。25日まで。月曜休館だが、19日は開館し翌20日が休館。一般400円、大学・高校生250円、小・中学生150円。問い合わせは県立美術館(☎0742・23・3968)。
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