【近畿の警察官】奥村巡査部長「重みのある賞 感慨深い」 亨子さん「苦労報われたね」
2016年11月25日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
大阪市北区のエルセラーンホールで24日に開かれた、「近畿の警察官」(産経新聞社提唱・奈良県信用金庫協会協賛)の表彰式。県警から出席した県警本部生活安全部生活環境課の奥村嘉章(よしふみ)巡査部長(53)は「重みのある賞をいただき、感慨深い」と喜びを語った。
奥村巡査部長は平成22年に暴力団幹部による拳銃所持事件、今年6月には奈良市月ケ瀬の山林での違法土地掘削事件など、粘り強い捜査で数々の事件を解決に導いた。
表彰式の会場では、大きな拍手の中で表彰状が贈られた後、同席した妻の亨子さん(52)の手で、奥村巡査部長の左胸に「警察官章バッジ」が付けられた。捜査で自宅に帰れない日が続くこともあったが、「あえて仕事の話はしなかった」と気遣いながら支えてきた亨子さん。「今までの苦労が報われたね」と、目を赤くした奥村巡査部長をねぎらった。
警察官になったことを喜んでいた奥村巡査部長の父は、2年前に亡くなった。奥村巡査部長は、「改めて身が引き締まる思い。バッジは父の仏壇に飾ります」と笑顔を見せていた。
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