地域と環境緑化でタッグ 平城高校でグリーンアクション
「地域とともにある学校づくり」を目指している奈良市の県立平城高校で、地域の環境緑化を生徒と住民が共同で進める「グリーンアクション平城」に向けた活動が始まった。
同校では「地域とつながる 地域と育つ」をコンセプトに、通勤、通学中のあいさつ運動や、地域の清掃活動に生徒が参加。16日朝には、同校が立地する朱雀地区で環境整備活動に取り組むボランティア「セーフティ朱雀」のメンバーら10人が、同校の通学路や通用門の樹木の枝切りや草刈りを実施。授業を終えた生徒たち20人が放課後、伐採された枝や落ち葉などを片付けた。
今後、地域のボランティアによるこうした「グリーンサポート活動」を、生徒とともに活動する「グリーンアクション平城」につなげる予定で、同校2年生徒会長の水主川(かこがわ)夏澄さん(17)は「ボランティアの方々が清掃してくださって、すごくうれしい。私たちもあいさつ運動や清掃活動を通じて地域の役に立ちたい」。清掃活動に参加した本井健一郎さん(67)は「ゆくゆくは高校生たちとも交流を深められるように共同で校内の清掃活動を行いたい」と話していた。
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