脳障害持つ人たちを支援しよう 奈良でパイロットウオーク
2015年10月5日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
知的障害や事故による後遺症などで脳に障害を持つ人たちへの支援を呼びかけるため、社会奉仕団体「奈良パイロットクラブ」は4日、「2015パイロットウォーク」を実施。集まった約40人が奈良市の県文化会館から出発し、興福寺境内や三条通りなどを約1時間かけて歩いた。
同クラブは、米国に本部を置き、脳に障害を持つ人たちを継続的に支援している。「ウォーク」は全世界のクラブが一斉に行う行事で、国内では計38クラブが各地で開いた。
この日は、「歌って歩いて健康づくり」をテーマに、参加者たちは音楽療法士が弾くピアノに合わせて歌う指導を受けた後、プラカードや横断幕を持って歩き、支援を求めた。
稲岡勲会長は「歩いている姿を見てもらい、弱者への配慮や障害者支援の必要性を知ってもらえればうれしい」と話していた。
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