唐古・鍵遺跡でボランティアしませんか 田原本町教委が受講生募る
田原本町教委は、平成30年4月にオープン予定の「唐古・鍵遺跡史跡公園」で活動するボランティア(第1期生)を募集している。今月22日から来年2月まで計5回行う無料講座の受講が必要で、修了後は町教委と一緒に具体的な活動内容について検討してもらうという。
唐古・鍵遺跡(約42万平方メートル)は全国有数の弥生集落跡。平成11年、唐古池周辺の約10万平方メートルが国史跡に指定され、町は平成21年度から整備を進めている。遺構展示館や広場を設けるほか、環濠や森を復元して「弥生の風景」をよみがえらせる。
ボランティアの主な活動場所は公園内。来園者に遺跡の説明を行うほか、園内での自然学習や体験イベントのサポートにあたる。
講座は22日、11月26日、12月24日、来年2月4、25日の午前10時~午後3時に開催。町文化財保護課の職員や奈良教育大教授、県立大准教授らが講師を務め、発掘調査でわかった唐古・鍵遺跡の姿や弥生時代の植生、弥生時代のものづくりなどについて講義する。町教委は講座終了後、受講生と一緒に公園オープン後の具体的な活動内容について検討する予定だ。
町教委では来年度もボランティア(2期生)の募集を計画。50~60人のボランティア養成をめざしている。問い合わせは、唐古・鍵考古学ミュージアム(☎0744・34・7100)。
唐古・鍵考古学ミュージアムのホームページはhttp://www.karako-kagi-arch-museum.jp/
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