華やかな生け花作品がずらり 奈良で山村御流芳美会展覧会
2015年11月8日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
華道の「山村御流芳美会」による「いけばな展」が7日、奈良市のJA特産品アンテナショップで始まった。同会で学ぶ子供たちの作品も展示され、訪れた人の目を楽しませた。9日まで。
山村御流は後水尾天皇の第一皇女・文智女王が母の供養のため草花を用いた華会を開いたのが発祥とされ、あるがままの自然を愛でる精神は受け継がれ、明治時代に「華道山村御流」が誕生した。
いけばな展には、幼いころから伝統文化に触れる大切さを感じてもらおうと、大人のほかに2歳から高校生までの作品も展示。足を止めて見入る人が多く、奈良市の主婦、永井奈生子さん(58)は「子供の作品は上手だけど、かわいらしさもあって心が和みました」と話していた。
いけばな体験(1日30人限定)や子供らによるお茶席も無料で楽しめる。問い合わせは山村御流芳美会(☎090・3356・4125)。
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