収賄の元奈良市職員に有罪判決 奈良地裁
2015年12月25日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
産業廃棄物の掘削調査をめぐる汚職事件で、収賄罪に問われた元奈良市職員、芝口建士郎被告(48)=懲戒免職=と、贈賄罪に問われた土木建築請負業「ケビイコウワ」元社長、冨田広司被告(72)の判決公判が24日、奈良地裁であった。
西村彩子裁判官は芝口被告に懲役2年6月、執行猶予4年、追徴金400万円(求刑懲役2年6月、追徴金400万円)、冨田被告に懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)を言い渡した。
判決によると芝口被告は5月、市が宅地開発を許可した土地の産業廃棄物の掘削調査で同社の工法採用を促すなどして便宜を図った見返りに、冨田被告から現金400万円を受け取った。
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