春日大社でも迎春準備進む しめ縄掛け替え
2015年12月29日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良市の春日大社で28日、新年を前に本殿横の大杉など、3カ所でしめ縄の掛け替えが行われた。
樹齢約800年の大杉は高さ約25メートル、周囲約8メートルで、同社のご神木とされている。しめ縄は市内の電器店経営、竹村健さん(81)が自宅の田んぼで収穫したもち米のわらで製作し、毎年奉納。今年は10月に収穫したわらを乾燥させ、長さ約8メートル直径約10センチのしめ縄を仕上げた。
この日は竹村さんらが大杉の幹にはしごをかけ、高さ約5メートルの位置に真新しいしめ縄をかけた後、神職が紙垂を取り付けた。また、神職が本殿を清める御煤払式も行われた。
竹村さんは「来年が平和な1年になりますようにとの願いを込め、しめ縄をかけた。これで気持ちよく新年を迎えられる」と話していた。
【関連記事】
【大和の郷土料理】(上)野菜のうま味たっぷり おん祭のごちそう「のっぺい」
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)