【春高バレー】自分たちのバレーで勝利つかむ 男子・添上 大会前展望
「春の高校バレー」として来年1月5~7日と9、10日に東京都渋谷区の東京体育館で開催される「第68回全日本バレーボール高校選手権大会」(日本バレーボール協会、産経新聞社など主催)。県代表として、男子・添上と女子・天理が出場する。猛練習を重ねているチームの状態や、大会への意気込みなどを紹介する。
5年連続33回目の出場となる添上は、大会2日目の6日に初戦を迎える。相手は初日に対戦する県岐阜商(岐阜県)-崇徳(広島県)の勝者。県岐阜商は5年連続12回目の出場、崇徳は2年連続42回目の出場で、北川賢監督は「総合力で勝る崇徳が勝つ可能性が高い」とみて対策を進めている。
添上は県大会、決勝まで全てストレート勝ちと、前評判通りの強さを見せつけた。北川監督も「久しぶりに安心してみていられた。選手は自分たちで考えてプレーできていた」と振り返った。
だが、県内では王者の添上も、春高本戦ではこの5年間全敗続き。南浦仁主将(3年)は「前回はサーブでリズムを崩されて負けたが、今の自分たちの攻撃は全国でも通用すると思う。守りを安定させたい」。エースの前田進之介(3年)は「春高は緊張して萎縮してしまった。今度はエースとして気持ちを強く、攻めていきたい」と力を込めた。
現在は本戦に向け、サーブレシーブの安定化や攻撃パターンの再確認などを徹底。センターの水瀬陽基(3年)は「レシーブでつないでキャプテンがスパイクを決められるよう、後ろから支えたい」と気合十分。リベロの河内佑介(3年)も「自分のサーブカットでチームに勝利を呼び込みたい」と話した。
県外の強豪校や地元・天理大学との練習試合も、年末まで継続中だ。崇徳はインターハイで8回、春高では4回の優勝を記録する強豪だが、北川監督は「どう対策するかより、自分たちのバレーを貫くことが大事。勝利をつかみ、過去の伝統の上に新たな歴史を刻みたい」と話した。
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