優雅に祈念 春日大社で「舞楽始式」 12年ぶり蘇莫者奉納も
2016年01月12日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
奈良市の春日大社で11日、1年間無事に舞楽を奉納できるよう祈念する神事「舞楽始式」が行われた。
舞楽始式は、戦後になって毎年成人の日に行われていて、今年も奈良で古くから活動する雅楽の演奏団体「南都楽所」の会員ら約40人が舞楽を奉納。管弦や鉾をふるって2人で舞う「振鉾三節(えんぶさんせつ)」や、今年の干支の申年にちなんで、舞人が独特な金色の猿面を付けて舞う「蘇莫者(そまくしゃ)」が12年ぶりに奉納されるなど、境内は華やかで優美な雰囲気に包まれた。
大阪市西区の主婦、西尾純子さん(65)は「春日大社で舞楽を見たのは初めて。『蘇莫者』は舞人のサルのような動きが珍しく、衣装もきれいでした」と話していた。
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