関西最大級、「信貴山寅まつり」 27、28日に朝護孫子寺で
信貴山朝護孫子寺ゆかりの寅にあやかった「信貴山寅まつり」が2月27、28日に平群町の同寺で開催される。今年で3回目を迎え、メーンの「寅まつり大法要(寅行列)」や張り子の寅の供養、フードブースの出店などがあり、「関西最大級の寅のお祭り」とアピールしている。
同寺によると、聖徳太子が物部守屋の討伐に向かう際に信貴山に至り、戦勝を祈願すると毘沙門天王が現れ、秘法を授かったとされる。それは寅年で寅日、寅の刻だったことから寅との縁が深いと信仰され、同まつりも催されている。
まつりは同寺とNPO法人信貴山観光協会の主催。28日は午前11時から「寅行列」があり、寅年生まれの「寅娘」「寅男」や「寅みこし」、稚児、僧侶らが囃子太鼓にあわせて本堂へと練り歩き、法要後には「息災寅まんじゅう」が参拝者に配られる。午後2時から張り子の寅の読経供養もあるほか、両日に張り子の寅の祈祷もある。
参道や駐車場には両日、食事が楽しめるブースが出店。張り子の寅の絵付け体験なども予定されている。
まつりは1回目は約3800人、2回目は約7100人が訪れたといい、同寺は「今年は申年だが、ちょうど寅年の反対に当たるため、お参りするといいという信仰がある。ぜひ来ていただきたい」としている。問い合わせは朝護孫子寺(☎0745・72・2277)。
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