朝ドラのモデル「加島屋」ゆかりの黄金茶碗 2月から寧楽美術館で公開
長州藩主・毛利敬親が大坂の両替商・加島屋に贈ったという寧楽(ねいらく)美術館(奈良市水門町)所蔵の「黄金茶碗」が2月6日~3月9日、同館で特別公開される。加島屋がNHKの連続テレビ小説「あさが来た」のモデルになったことにあわせたもので、5年ぶりの公開という。
毛利家伝来の黄金茶碗は口径12・6センチ。薄い金の板をはりあわせて作られているという。毛利敬親は明治元年、加島屋からの数年来の融資に対する礼とともに、大坂の各両替商への負債返済交渉のとりまとめを依頼するため、黄金茶碗を贈ったという。
現在、同館では「江戸時代の書画とやきもの(Ⅱ)」を開催中で、黄金茶碗はこの会場で公開。火曜休み。庭園の料金も含め大人900円、大学生810円、中学・高校生500円、小学生300円。
また、美術館のある依水園では「第3回珠光茶会」開催中の2月11日~14日、明治時代に造られ、通常は非公開の茶室「清秀庵」と「氷心亭」を公開する。各日午前10時半と午後2時からの2回で、定員各10人。参加費は見学と抹茶、庭園・美術館を含み2500円。予約が必要。問い合わせは依水園(☎0742・25・0781)。
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