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葛城山のギフチョウ守れ 御所市がボランティア保護監視員養成


 葛城山に生息する御所市の市指定文化財(天然記念物)「葛城山のギフチョウ」の保護活動に、同市が乗り出した。公募市民によるボランティアの「保護監視員」を養成、今春から活動を始める。

ギフチョウ

ギフチョウ

 同市教委によると、ギフチョウはアゲハチョウ科に属し日本のみに生息する固有種で、形態的に多くの祖先的な形質があるため「生きた化石」とされる。羽を広げた開張は5~6センチで、成虫が春に発生することから「春の女神」とも呼ばれている。

 葛城山のギフチョウは、雌が他地域の個体より大きく「学術的に貴重」とされ、市教委は「乱獲で種の保存が危ぶまれ、保護対策の必要がある」と平成26年11月、市指定文化財に指定。山中の約107ヘクタールに設定した保護地域内では卵も含む捕獲、殺傷などを禁じる条例を昨年2月に制定、施行し、違反行為には5万円以下の罰金などを科す罰則も定めた。

 保護活動をさらに進めようと、市教委はボランティアによる「保護監視員」養成を企画。成虫が飛ぶ4月初め~5月上旬の全日を「監視対象日」とし、保護監視員らが保護地域内での巡視を行う。禁止行為が確認された場合は中止を指導し、応じなければ市教委に報告。緊急を要する事態などがあれば警察に通報するとしている。

 市教委では昨年、市民と市内在勤者を対象に、保護監視員のボランティアを公募。11月、応募した16人を対象にした研修会を開催し、葛城山のギフチョウの特徴や条例の内容、保護監視員の役割、活動内容などを説明した。

 研修会に参加した市内の男性(62)は1年に4、5回は葛城山に登るといい、「葛城山の自然、ギフチョウをこのままの状態で引き継がなければならないと思い、参加した」と話した。

 市教委文化財課の藤田和尊課長は「『生きた化石』ともいわれるギフチョウを市民の手で将来に向けて守っていきたい」としている。

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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

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