「多くの氷が残るように」 氷室の屋根を葺き替え 御所市の葛小児童が作業
氷を貯蔵するための「氷室」を使った学習に取り組んでいる御所市立葛小学校で、傷んだ氷室建屋の屋根の葺き替えが行われた。
同小では校内にある「葛氷室」を使い、5年生が自然の中での氷の保存に挑戦している。氷室の屋根はわら葺きで傷みやすいため、地域住民やPTAの協力を得て、これまで2度の葺き替えを実施。3回目の今回は、わらよりも長持ちする茅を使った。
茅は地域住民が集めて保存していたもので、4~6年の児童らが地域住民やPTA、教諭とともに、傷んだわらを運び出したり、トラックで運び込まれた茅を氷室近くまで運んだりした。
来年1月に氷室での氷保存に挑戦する5年生の高木琴菜さん(11)と井ノ上愛雅沙さん(10)は「屋根が新しくなると隙間がなくなり、日光がきちんとさえぎられるので、氷がより多く残ってくれれば」と話していた。
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