一年の無病息災祈る 大神神社で「大とんど」
2016年01月16日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
小正月の伝統行事で、しめ縄などの正月飾りや古いお札を燃やす「大とんど」が15日、桜井市の大神神社で行われ、参拝者らは火を見ながら今年一年の無病息災などを祈った。
この日早朝、神職が昔ながらの火燧具で神火を起こし、境内の祈禱殿前に積まれた正月飾りなどに点火。集まった参拝者も正月飾りなどを投げ入れた。
とんどは正月に家に迎えた歳神を見送る「神送り」の意味がある。地域によって名前が異なり、どんど焼きや左義長などとも呼ばれる。参拝者らは火で暖をとったり、先に網を付けた長い竹で神社から授与された餅を焼いて、とんどを楽しんでいた。
天理市から家族で訪れた鈴木三男さん(66)は「毎年来ています。家族みんなが元気で過ごすことができ、高校を受験する孫が合格できるように祈りました」と話していた。
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