すごく寒いけど、冬の奈良に来てほしい! 県がイベント満載ガイドブック発行
毎年冬に落ち込む県内観光客数を増加させようと、県は1月から2月にかけて行われる県内各地のイベントを紹介したガイドブック「奈良大立山ウォーカー」を発行した。今年初開催となる荒井正吾知事肝いりのイベント「大立山まつり」のPRのほか、若草山焼きや節分行事、大とんどなど210のイベント情報が盛り込まれている。
県がこうしたガイドブックを作成するのは初めて。県観光産業課の担当者は「奈良で行われる冬のイベントはたくさんある。大立山まつりと合わせて訪れる観光客を増やしたい」と話している。
8万部を県内の各観光案内所などで無料配布。また、10万部を情報誌「関西ウォーカー」1月5日発売号に折り込んだ。
29日から「大立山まつり」、成否に注目
「大立山まつり」は29日から2月2日にかけて奈良市の平城宮跡で開催される。午後7時半ごろから四天王をモチーフにした巨大な人形の大立山4基が会場内を練り歩く。
また、会場では県内市町村が地元の食材を使用した鍋料理や汁物など「温かい料理」が並び、1食300円で食べ比べることができるコーナーも。県は「無病息災や世界の人々の平和を祈るまつりとして長く根づかせていきたい」としている。
ただ一方で、「多額の金をかけた『にせねぶた祭』だ」「歴史もないまつりに祈ろうというありがたみが湧くのか」といった批判も渦巻いており、期間中3万人の集客を目標とする「大立山まつり」の成否に注目が集まっている。
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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)