「無病息災祈りながら…」 興福寺で節分の福豆入れ大忙し
2016年02月2日 産経新聞奈良支局 最新ニュース
節分(3日)を前に奈良市の興福寺で1日、参拝者に配る豆を紙袋に詰める「福豆入れ」が行われた。
午前9時半、本坊客殿に婦人会のメンバーら約30人が集まり、用意された約75キロ分の豆をカップで約10グラムずつ計量。「重し」のあめと一緒に手際よく袋詰めし、約5千個を準備した。
40年以上も福豆入れに携わっている同会の伊藤稔代会長(78)は「無病息災とみんなの笑顔が絶えないことを祈って毎年豆を入れています」と話した。
寺の節分行事「追儺会」は3日午後6時半から、無病息災、厄除けなどを祈る法要の後、東金堂の特設舞台で鬼追式があり、袋詰めされた「興福豆」をまく。福引入りの豆も販売予定で、ホテルの宿泊券のほかタブレット端末、ガスストーブなどの景品を用意しているという。
【関連記事】
長~い20センチの大福丸かぶり! 「吉方庵」が節分菓子「吉方菓」発売
「光明皇后を慕う」 2月6日、春日大社でシンポジウム 参加者募集
フルーティーな「奈良の生酒」いかが? 奈良のお酒を推進する実行委発売
(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)