奈良伊賀地域で産経新聞の購読試読・求人案内。

産経新聞 奈良県伊賀地区専売会産経新聞 奈良県伊賀地区専売会

産経新聞グループ各紙のご購読はこちら 0742-24-2214

専売会について専売会について各専売店の紹介各専売店の紹介地域貢献地域貢献求人内容求人内容購読・試読サービス購読・試読サービス

sanbai-02.jpg

癒やされる~「猫窓」 金魚のまちの新たなスポットに 大和郡山


 「金魚の街」として知られる大和郡山市であるスポットが話題になっている。「猫窓」と呼ばれるものだ。

窓から顔をのぞかせるこてつ、ちゃー、あすか(右から)。祖母の広瀬幸子さん(77)は「よく並んでいるのは太陽の光が東から差す午前中」と話す

窓から顔をのぞかせるこてつ、ちゃー、あすか(右から)。祖母の広瀬幸子さん(77)は「よく並んでいるのは太陽の光が東から差す午前中」と話す

〝商店街にある平屋建ての建物内で暮らす5匹の猫を窓越しにめでられる〟というだけだが、口コミで広まり、商店街マップや案内板にも掲載されるまでに。地元は「金魚に次ぐ街の名物に」と意気込んでいる。

 「猫窓のネコさん/5匹揃っていれば大吉/4匹なら中吉/3匹は小吉」

 城下町の面影が残る同市の柳町商店街の入り口の掲示板には、こんな文言が踊る。「猫窓」の表記が浮かぶ観光マップを頼りに見つけた建物は、看板もない古い小さな平屋建て民家。中をのぞくと、ソファや棚の上で、5匹の猫がのんびりくつろいでいた。

 5匹は、2軒隣の広瀬由香さん(44)一家の飼い猫。メスの「なな」と、オスの「ちゃー」「こてつ」「あすか」の4匹は14年前、広瀬さんが段ボールに入れて捨てられていたのを見つけ連れ帰った。もう1匹のメス「ゆうこ」は10年前、広瀬家に現れた迷い猫だという。

 広瀬さんに子供が生まれたのを機に4年前、猫たちは物置として使っていたこの建物に居を移した。当初は「寂しくないかな」と心配したが、しばらくすると窓辺で日なたぼっこをし、ソファでくつろぐ猫の様子が窓越しに〝堪能〟できることが商店街の話題に。SNSに写真が掲載され、おやつのプレゼントも届くようになった。

 人気の広がりに目をつけたのが、地元の商店街協同組合。カラフルなテープで窓枠を飾り、窓に並ぶ猫の数で運勢を占う案内板を作ると、人々が訪ねるようになった。

 協同組合によると、「猫窓」は、商店街では電話ボックス内で金魚が泳ぐ「金魚ボックス」に次ぐ人気スポットになっている。同組合の玉井康道理事長(64)は「まさに商店街に人を呼ぶ招き猫だ」と話す。

柳町商店街の名物「金魚ボックス」

柳町商店街の名物「金魚ボックス」

 一般社団法人「ペットフード協会」の昨年の調査では、減少傾向の犬の飼育数(推計991万7千匹)に対し、猫の飼育数は987万4千匹と肉薄。「空前の猫ブーム」とされる。

 経済効果は昨年1年間で約2兆3千億円に上ったとの試算もある。玉井理事長は「訪れるたくさんの人に愛されるよう『猫窓』をより充実させたい」と、金魚の街は〝猫シフト〟を計画している。(浜川太一)

【関連記事】

「おーいペンギンさん」大和郡山で初上演 地元の絵本作家・岡田さん原作

「箱本物語館」オープン 民家改修し、大和郡山ゆかりの人物資料公開

黒いぶしの金箔瓦復元 豊臣政権時代の郡山城に思い馳せる

「義経」「弁慶」「静御前」らゆかり自治体終結“源平サミット” 奈良・大和郡山

奈良・大和郡山のホテル、天守閣跡発見で温泉「秀長の湯」に改名

(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)

求人情報求人情報
購読・試読のお申込み購読・試読のお申込み
お問い合わせお問い合わせ

産経新聞各紙
産経新聞産経新聞
サンスポサンスポ
Business iBusiness i
夕刊フジ夕刊フジ

グループ各紙
月刊TVnavi月刊TVnavi
MOSTLYMOSTLY
正論正論
週刊ギャロップ週刊ギャロップ

産経でんき産経でんき


読もうよ新聞読もうよ新聞

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。