100円で乗り放題 葛城市が新バス運行 通院や買い物がより便利に
葛城市は15日、4系統で運行されていたコミュニティーバスを統合、再編し「ぐるっとかつらぎ」として運行を始めた。32人乗りの小型バス「れんかちゃんバス」と、12人乗りのワゴン車「けはや号」の2種類で、1日100円で乗り放題という破格の運賃設定。市外の大和高田市立病院前や葛城市内のスーパー近くにも停留所が設けられ、利便性も向上した。
同市内ではこれまで、公共施設を結ぶバスや福祉施設への送迎用などがあったが、路線が異なるため連絡が悪いなどの課題が指摘されていた。「ぐるっとかつらぎ」はこれを統合し、主に幹線道路を巡回する「環状線ルート」(内回りと外回り各1日6便)と、これに接続する支線の「ミニバスルート」(6コース各1日4便)を設定。小学生と70歳以上の運賃は50円、未就学児と障害者は無料とした。
小型バスはノンステップバス2台で、ワゴン車4台と合わせた計6台を市が購入。運行は奈良交通に業務委託し、年間の運行費用は約8千万円の見込み。「れんかちゃんバス」には市のマスコットキャラ「蓮花ちゃん」が、「けはや号」には力士のイラストがあしらわれている。
年末年始を除く毎日運行される。問い合わせは、奈良交通葛城営業所(☎0745・63・2501)。
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(関西のニュースは産経WEST http://www.sankei.com/west/west.html)