オリジナル曲「青の約束」で卒業生送る 法隆寺国際高の生徒会
県立法隆寺国際高校(斑鳩町)で生徒会が企画・主催する恒例行事「3年生を送る会(三送会)」が開かれ、シンガーソングライターの西郷葉介さん(31)と作ったオリジナル卒業ソング「青の約束」を西郷さんとともに熱唱。卒業式を控えた3年生を在校生が祝福した。
毎年2月に開催しており、今年は「忘れられないような楽しい三送会にしたい」と、財団法人「放送音楽文化振興会」が全国約2400の高校に配布しているフリーペーパー「JSBN PRESS」が実施した「西郷葉介とオリジナル卒業ソングを作ろう」企画に応募。選考の結果、法隆寺国際高と青森県弘前市の柴田女子高の2校が選ばれた。
西郷さんは渋谷や新宿などのストリートを中心に活動。制作にあたっては「自分自身、高校時代に戻ったつもりで、生徒さんの未来に踏み出す気持ちを支える曲にしたい」と、法隆寺国際高校にも足を運び、生徒会メンバーが3年生から集めた「思い出メッセージ」を聞くなどした。
完成した卒業ソングは、「高校生は若くて純粋。そしていい意味で〝青い〟」との思いを込めたという「青い約束」。9日に行われた「三送会」には西郷さんも参加し、1、2年生約50人が「青の約束」をともに熱唱。3年生からは盛んな拍手が送られた。
同校2年で生徒会長の敷島阿子さん(16)は「先輩たちも楽しんでくれたと思う。頑張って準備したかいがありました」と笑顔。西郷さんも「高校生と一緒に歌えて、すごく充実した時間でした。来年以降もずっと歌い続けてくれれば」と満足そうな表情で、3年の坂田恵梨さん(18)は「高校卒業は人生の大きな転機。歌を聞いて、高校を離れてからも希望を持って頑張ろうという気持ちになりました」と話した。
「青の約束」は、音楽や映像の配信サービスiTunes(アイチューンズ)、レコチョクなどで配信されている。
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