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愛や恋多き万葉集 マンガで楽しむ本刊行 万葉文化館の井上さんが監修


 万葉文化館の主任研究員・井上さやかさん(44)が監修した「マンガで楽しむ古典 万葉集」(319ページ、ナツメ社)が刊行された。現代的要素を取り入れたマンガと文章で歌の情景を解説しながら、万葉集に多い「愛(恋)の歌」や「四季と暮らしの歌」など代表的な約200首をわかりやすく紹介している。

 愛の歌では、恋多き女性で3度結婚したという大伴坂上郎女の歌が3首登場。その中の一首、「恋ひ恋ひて 逢へる時だに 愛しき 言尽してよ 長くと思はば」(長く恋い続けてやっと会えた。このときだけでも、せめてうれしい言葉を尽くしてください。『この恋を長く』とお考えなら)では、恋人と久しぶりに会えた現代女性が恋人にキスし、「もっと私が喜ぶ言葉をちょうだい」と話す場面をマンガで描いた。

刊行された本を手にする井上さやかさん

刊行された本を手にする井上さやかさん

 また、作者不詳の「うち日さす 宮道を人は 満ち行けど わが思ふ君は ただ一人のみ」(日が照り輝く宮への道は、人があふれて通るけど、私が恋しく思う方はただ1人だけ)というストレートな恋の歌では、人が行き交うスクランブル交差点で恋人を待つ女性を描いている。

 万葉集では四季の中でも春や秋をテーマにした歌が多く、桜を詠んだ歌は約40首。山部赤人の「あしひきの 山桜花 日並べて かく咲きたらば いと恋ひめやも」(山の桜が何日もこのように咲くなら、どうしてひどく待ちこがれよう)の紹介では、「桜が呼んでいる♪」のタイトルを付け、男たちが「花見だ、花見‼」と騒ぐ様子を描写している。

 「万葉ゆかりの地めぐり」として、飛鳥宮や藤原京、平城京など、全国の万葉故地にかかわる歌を取り上げた解説も。井上さんは「高校時代は勉強がきらいで、古典も苦手だったが、大学で文学の楽しさを知った」といい、「古典の文法は省いて、マンガを中心に楽しく紹介した。歌人らの個人的な思いを感じてもらえれば」としている。

 マンガは名古屋コミュニケーションアート専門学校(名古屋市)講師の瀧玲子さんが担当。出版を記念し、瀧さんや井上さんのほか、編集スタッフらによる特別講座「万葉集をよむ」が19日午後2時から万葉文化館で開催される。参加無料で、事前申し込み不要。定員150人(先着順)。講座についての問い合わせは同館(☎0744・54・1850)。万葉文化館のホームページはhttp://www.manyo.jp/

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